美容とメイクアップの知識は必要

ビューティーアドバイザー(美容部員)になるためには、それなりに美容やメイクアップに関しての、知識と技術が必要とされます。

ただ、美容に関しての専門職であるとはいえ、国家が指定した資格などは設けられておらず、ビューティーアドバイザーになるために、特別な資格を取得する必要はありません。

また美容関係職といっても、男性でもビューティーアドバイザーになることは可能ですし、美容という需要の広さから30歳を過ぎた方でも、スキル等を磨いてビューティーアドバイザーになる方も増えています。少し年配の方にメイクや美容のアドバイスをする場合には、30~40歳台の方に依頼するというケースも多いのです。

年齢を重ねても続けられる職業なのがうれしいですね!

どうやってスキルや知識を身につけるか

最近では、その注目度からか、ビューティーアドバイザーに関しての美容知識や、メイク技術を学ぶことができるスクール・専門学校などが多くなってきました。通常であれば、こういった専門的なスクールに通ってスキルなどを磨くのが一般的ですが、そこは人それぞれ。自分に合った効率のよい学習方法でスキルを磨くのもアリです。
なぜなら、ビューティーアドバイザーになるために特別な資格は必要ないのですから、極論でいえば、採用されてしまえばよいのです。

advice

時間的に学校に通うのが困難な場合でも、通信講座(教育)にてビューティーアドバイザーの基本的な知識を得ることは可能です。その受講期間や費用などは各教育機関によってさまざまですが、IBF(ビューティ国際美容連盟)が行っている認定資格試験もあり、ビューティーアドバイザーだけでなく、美容に携わっていくうえで非常にやりがいのある試験になるのではないでしょうか。

あなたは向いている?適正チェック!

ビューティーアドバイザーに向いている人とはどのような人か、適性確認として内容をみていこうと思います。

Q:コスメ情報に敏感だ

ビューティーアドバイザーを志す以上、あなたは化粧品が好きな人に違いないと思います。それを大前提として、あなたは常に最新のコスメ情報をチェックしているでしょうか?

現在では、お客様も化粧品情報などに非常に敏感になっています。

特に、お気に入りのコスメブランドからの新商品情報などは、小マメにチェックされているので、ビューティーアドバイザーとしても、そういったニーズに素早く反応できるようにしなければなりません。特に、スマートフォンなどの情報ツールの普及により、こうしたコスメ情報の伝達状況は加速度的に増加しています。

接客していく上で、どうしても他社製品の情報も得る必要があるので、化粧品が好きな人でなければ務まらない理由がここにあるのです。常にコスメ情報には気を配るようにしましょう。

Q:体力には自信がある

華やかな世界を想像されるかと思いますが、実はビューティーアドバイザーは体力仕事です。

基本的に、一日中立ったまま仕事をしなければならないので、見た目よりも体力が必要とされます。イベント時など、忙しい時期にはそれが顕著に現れることでしょう。健康管理はとても重要です。

体力に自信のある方も、ビューティーアドバイザーの適性があるといっていいと思います。

Q:販売力の意味を理解している

teian

ビューティーアドバイザーは販売員です。美容という商品を販売する職業なので、メイクが好き、体力があるだけでは務まりません。

企業が人材を雇う以上、販売能力のある人材を求めることは至極当たり前のことです。なにもメイク好きな人材を集めて、ワイワイするのが目的ではないですから。そしてこれは、ビューティーアドバイザーとして最も重要な項目と言えるのではないでしょうか。

「笑顔が得意」「愛嬌がある」というのも必要な要素ですが、考えてみれば、販売員としてこれは「あって当然のスキル」です。まず愛嬌がない人材を企業は雇わないでしょうし、販売員としても成り立ちません。クレーム要因にしかならないでしょう。

どうすればもっと商品が売れるか。販売力を高めるために努力することは山積みです。

販売力を高めるには、話し上手であることが重要です。

何気なく会話をしてるうちに、お客様から信頼されるという話はよく聞きます。普段は聞き上手に徹し、販売する時には話し上手に、商品をお勧めしましょう。

ただ、商品をごり押しするのではなく、サンプルを何度要求されても、笑顔で返せるくらいの前向きさが、ビューティーアドバイザーには必要です。